更新日:2018/11/15
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秀丸メールは、大量のメールがあっても動作が遅くならないように、いろんな工夫をしています。例えばメール一覧の表示には一般的なWindows部品を使わず、独自に描画して高速化したり、スレッド表示やメールの並べ替えの処理にアセンブリコードを使ったりしています。メールデータをファイルに保存する形式についても高速にアクセスできるよう工夫しています。
スレッド表示やメールの並べ替えは、10万通のメールでもほぼ一瞬で処理します。
一般のメールソフトで時間のかかる、検索関係の処理は、特に最近のマルチスレッドCPU用に最適化して、一般的なメールソフトの何倍も高速に動作します。
性能の一例(単純な文字列検索の例) |
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1回目 |
2回目 |
秀丸メール Version 6.40, 64bit版 |
27秒 |
1.1秒 |
秀丸メール Version 6.40, 32bit版 |
31秒 |
1.6秒 |
Windows Liveメール |
9分30秒 |
46秒 |
Thunderbird |
5分0秒 |
18秒 |
Becky! |
2分57秒 |
8秒 |
斉藤秀夫の所に届いた迷惑メール約8万9千通を一度エクスポートしてからインポートしなおし、"テスト"を簡略ヘッダ+本文から「検索して一覧作成」で検索し、約1000通がヒットする例の結果です。
「断片化されたメール用ファイルの結合」を実行した後でテストしています。ハードディスクの最適化はしていません。斉藤秀夫所有のMac-mini(Core-i5、4スレッド)でテストしています。
Windows Liveメール: .eml形式でエクスポートされた迷惑メール約8万9千通をインポートして、Ctrl+Shift+Fで出てくる「メッセージの検索」で「メッセージ(A):」に"テスト"として検索した例。
Thunderbird: .eml形式ファイルをプラグインでインポートして、「絞り込み対象」を「送信者+受信者+件名+本文」にして"テスト"で検索した例。
Becky!: 同じく.eml形式ファイルをインポートして、クエリー検索で「本文+メモ」を対象に、「半角/全角を区別」のみONにして「完全一致」で"テスト"を検索した例。送信者や受信者が検索対象に入ってないので他とは条件が少々異なります。
2回目はハードディスクのキャッシュが効くので高速になります。
あくまで斉藤秀夫個人の環境でのテスト結果なので、環境によってばらつきが発生します。ソフトウェア製品のバージョンによっても性能が異なる可能性もあります。その点ご了承ください。
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