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秀丸メール持ち出しキットは、秀丸メールのプログラムをUSBメモリや外付けハードディスク上にインストールし、秀丸メールをインストールしてない、よそ様のパソコン上でも動作できるようにするキットです。
このキットを作って作成された持ち出し用の秀丸メールは、いわゆる「レジストリ」やパソコン内蔵のハードディスクを書き換えることなく動作します。
秀丸メールを持ち出す目的以外にも、例えば複数のWindows上で秀丸メールを共通の設定で使うような目的で使うことも出来ます。
- ソフトウェアの種類
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秀丸メール持ち出しキットはフリーソフトウェアです。ただし、秀丸メール自体はシェアウェアです。
- 持ち出しに必要な条件
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持ち出し用の秀丸メールを作成するには、何らかの外付け記憶装置(USBメモリや外付けハードディスクなど)が必要です。また、標準的な動作をさせるためには、メールデータのすべてを、その外付け装置上に置き、適当なバックアップ手段も用意する必要があります。外付け用の装置にメールデータのすべてを置くことが難しい場合は、持ち出し用の秀丸メール専用のメールデータをご自身で作成しないといけなくなり、セットアップはかなり難しくなります。
持ち出し用のメールデータと持ち出さない用のメールデータを同期させるような機能は、残念ながらありません。
- 対応する秀丸メールのバージョン
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秀丸メールのVersion 4.60以上の32bit版が必要です。
秀丸メールの64bit版の場合は、持ち出しキットV2.11以降では自動でのセットアップはできませんが、HmRegIni.dllを抽出して手動で作成が可能です。
ストアアプリ版の秀丸メールは対象外です。
- バージョンアップの場合
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秀丸メール持ち出しキットをバージョンアップする時は、新しいバージョンの持ち出しキットを使ってもう一度持ち出し用秀丸メールのセットアップを実行してください。
持ち出し用の秀丸メールをバージョンアップしたい時は、メインのパソコン上で秀丸メールをバージョンアップさせてから、もう一度秀丸メール持ち出しキットのセットアップを実行してください。詳しくはヘルプを参照ください。
- 持ち出し用メディアについての注意!
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秀丸メール持ち出しキットを利用されてるユーザー様の所から、「持ち出し用のUSBメモリが壊れた」といった話がよく届きます。ハードディスクと違って、USBメモリやSDメモリカードなど、いわゆる「フラッシュメモリ」を使った記憶メディアには書き換え寿命があり、頻繁な書き込みを繰り返してると、最終的に寿命が来て壊れてしまいます。一番短い例だと、1年で壊れたという話も届いています。
秀丸メールを使う場合で受信するメールの量が多い場合、書き込みアクセスの量もそれなりに多くなるので、普通にUSBメモリを使う場合よりも、書き換え寿命が来る期間が短めになる可能性が高いと思います。
ハードディスクなら安心という訳でも無いですが、USBメモリの類にメールデータを入れて持ち出す場合は、特にその点ご注意お願いします。どっちにしても、定期的にバックアップを取るのがお勧めです。
参考リンク:「USBメモリ 寿命」の検索結果
メディアの故障とは別に、持ち出し用メディアを無くした時の情報漏洩の対策も考える必要があります。暗号化機能のついたUSBメモリを使うか、または「Bitlocker To Go」を使うなどがお勧めです。
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