今年度１０月頃より、秀丸エディタの動作不良に関する報告が多数寄せられるようになりました。 調査した結果、特定のコンピュータウィルスに感染しているＰＣ上で秀丸エディタを特定の条件で 起動すると動作不良を起こすことが判明いたしました。

---

報告のあった秀丸エディタのバージョン

秀丸エディタ Version3.05

報告のあったＯＳ

Windows98 , Windows98SE

ウィルス名

W32/kriz.4050
PE_KRIZ.4050
W32.Kriz

現象

秀丸エディタのプロセスが２つ以上起動しない。
常駐秀丸エディタ有効時：常駐秀丸エディタしか起動しない。
常駐秀丸エディタ無効時：秀丸エディタは１つ起動するが、２つは起動しない。

２つめを起動しようとすると、以下のエラーが出る。

HIDEMARU のページ違反です。 モジュール : HIDEMARU.EXE、アドレス : 014f:0048c47f Registers: EAX=00000020 CS=014f EIP=0048c47f EFLGS=00010246 EBX=0048b43c SS=0157 ESP=006afe14 EBP=00000038 ECX=8171d387 DS=0157 ESI=00000012 FS=235f EDX=00000000 ES=0157 EDI=000000d1 GS=0000 Bytes at CS:EIP: 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Stack dump: 816f8c48 816f99e0 006aff78 006afe34 005b0000 816f9a40 816f9a00 0048c400 00000a86 0048c400 bff8907e 816f8c48 816f99e0 005b0000 65646948 7572616d

エラーの数値は不定。アドレスは以下に近い数値？

モジュール : HIDEMARU.EXE、アドレス : 014f:0048c47f モジュール : HIDEMARU.EXE、アドレス : 015f:0048c48b モジュール : HIDEMARU.EXE、アドレス : 0167:0048c48a

CS:EIPの内容は必ず00が続くコードになっている。

Bytes at CS:EIP: 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00

　一太郎、IE5.01でも同様という報告があるようです。

　上記のような症状に遭遇した場合は、コンピュータウィルスの感染を疑ってみてください。

---

　これらのコンピュータウィルスは感染力が強く、ウィルス除去ソフトによるチェックをすり抜ける特殊な力も持っています。 また、ほとんどの実行可能ファイルへの感染力を持っているため、Windowsを再インストールするなどしてもなお駆除することが出来ない場合があります。 さらに、これらのウィルスは、今年（2000年）１２月２４日ごろにハードディスク内容を消去すると言われており、大変危険です。
　コンピュータウィルスに感染している恐れがある場合は、以下のサイトなどで情報を集めて対処してください。

---

• McAfee - 総合ウイルス対策 -
• Symantec AntiVirus Research Center
• Trend Micro ウイルス情報

　クロックシンクロナイザー がデフォルトで設定していたタイムサーバーの「clock.tl.fukuoka-u.ac.jp」が 2000年10月1日より応答しなくなった為いくつかの不具合が発生していますので、不具合の状態と回避方法を お知らせいたします。

不具合の状態
1.	clock.tl.fukuoka-u.ac.jpが応答しなくなったためデフォルトのまま利用している場合10月01日以降の時計あわせが出来なくなっている
2.	「今すぐ」ボタンを押してサーバーが応答しない場合に固まってしまう

回避方法

不具合を回避するには、タスクトレイ内の横取り丸のアイコンをクリックし表示されるメニュー内の 「クロックシンクロナイザー」をクリックしてクロックシンクロナイザーの設定ダイアログを表示し 「タイムサーバー」の設定を「clock.tl.fukuoka-u.ac.jp」以外のタイムサーバー（clock.isc.org など）に変更してください。 　最新版の Ver1.3 にバージョンアップすれば、設定ダイアログのタイムサーバーの部分がコンボボックスになっていて いくつかのタイムサーバーがあらかじめ登録されていますのでそこから選択して設定することが出来ます。 クロックシンクロナイザー Ver1.3 は、こちらからダウンロードできます

　有限会社サイトー企画は、秀丸エディタの英語版について、 FusionSys社（fusionsys.com）と提携しました。 この提携により、当社とFusionSys社は共同で英語版秀丸エディタ（英語名:Maruo Editor）を開発、 改版します。英語版についての英語でのサポートおよび米国ドルによる販売は、すべてFusionSys社が行います。

　英語版の、国内向けの提供および日本語でのサポートについては、今後もサイトー企画が行います。

注意：
　日本円で送金された方が英語版秀丸エディタをご利用になる場合は、秀まるおのホームページから英語版秀丸エディタを ダウンロードしてください。FusionSys社に置いてある秀丸エディタは送金登録関係の入力手順が （米国ドル向けに）修正されていて、日本円で送金した人は送金登録ができません。

ライセンスについて：
　(有)サイトー企画が販売する日本語版秀丸エディタおよび英語版秀丸エディタと、FusionSys社が販売する英語版秀丸エディタは、 ライセンスが別になっているので注意してください。
　FusionSys社が販売する英語版秀丸エディタは、違うパスワードになっています。

　月間アスキー １月号 にて「ベータテストで発見したもの」というコラムを掲載しています。
　現在行っている鶴亀メールのベータテストを行っている中で感じたことを色々と書かせていただきました。
　興味のある方は、月間アスキー １月号に 写真付きで掲載されていますのでぜひご覧ください。
月間アスキー編集部のページ

「鶴亀メール」は、そのソフトウェア名称が他社の商標権を侵害していた関係で、2005/08/10 よりソフトウェア名を「秀丸メール」と名称変更しました。

　先日、DOS/V POWER REPORT 編集部主催の「オンラインソフト作者座談会」に参加してきました。

　「オンラインソフト作者座談会」とは、DOS/V POWER REPORT 誌に掲載されている「ONLINE SOFT 作者インタビュー」と いうオンラインソフト作者さんにインタビューをする企画の特別編として、これまでに登場したオンラインソフト作者さんの 中から４名のオンラインソフト作者さんを集めて、オンラインソフトのこれからについて色々と語り合おうという企画でした。
　約２時間に渡ってオンラインソフトについて色々なお話をしてきました。

　興味のある方や「秀まるお」てどんな人だろうとずっと気になって仕方の無かった方は、DOS/V POWER REPORT １月号に 写真付きで掲載されていますのでぜひご覧ください。

---

参加された作者の皆様

---

• 飯塚 豊さん（DUDE)

  　@nifty用の統合通信環境「AirCraft」の作者さんです。
  　現在は、「AirWeb」というWeb情報収集ソフトの開発に大忙しだそうです。
  

  AirClub

• 吉本 龍司さん

  　フォルダ動機ソフト「RealSync」やスタートアップ管理ツール「StartupEX」などの作者さんです。
  

  HOME - RY SYSTEM

• 庄田 隆司さん（shouda/.T.）

  　ZIP展開用のDLL「UNZIP32.DLL」の作者さんです。
  

  CSD,inc.(日本コンピュータ・システムデザイン株式会社)

• 斉藤 秀夫（秀まるお）

  　私です。
  

DOS/V POWER REPORTのページ