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  秀丸メールの改版履歴-V6.40性能測定データ

秀丸メールのVersion 6.40によって検索速度が速くなったことの、速度測定のデータを公開します。
測定条件:
マシン:Mac mini 815J/A (Core i5-2.3GHz/500GB 2.5inch HDD)、
メモリは8ギガバイトに増設済み。
Bootcampを使ってWindows7 Professional 64bit上でテスト。
ハードディスクの最適化(デフラグ)はしてません。
CPUはCore i5-2415Mで、2コア4スレッドなので、秀丸メールV6.40での新しいマルチスレッド方式が最大限発揮されるパターンになります。
ベンチマークの結果はあくまで作者の所で簡単に測定した結果なので、環境によって大きく変わる可能性があることをご了承ください。

新旧比較データその1
  最適化前1回目 最適化前2回目 最適化後1回目 最適化後2回目
秀丸メール旧バージョン
(V6.30, 64bit版)
69秒 14秒 57秒 14秒
秀丸メール新バージョン
(V6.40, 64bit版)
27秒 3秒 21秒 3秒
 斉藤秀夫のメインのアカウントにある約25万5千通(530Mバイト)のメールについて、簡略表示ヘッダ+本文に対して"テスト"を普通に検索して約1万8千通がヒットした例。1回目は、Windows起動から数分後に秀丸メールを起動して計った結果です。3回目以降も2回目と同じ速度で動作します(ディスクキャッシュが効く分速くなる)。「最適化後」は、「断片化されたメール用ファイルの結合」を実行した後の結果で、ハードディスクのデフラグはしていません。



新旧比較データその2
1回目 2回目
秀丸メール旧バージョン
(V6.30, 64bit版)
41秒 5秒
秀丸メール新バージョン
(V6.40, 64bit版)
27秒 1.1秒
秀丸メール新バージョン
(V6.40, 32bit版)
31秒 1.6秒
Windows Liveメール 9分30秒 46秒
Thunderbird 5分0秒 18秒
Becky! 2分57秒 8秒
斉藤秀夫の所に届いた迷惑メール約8万9千通を一度エクスポートしてからインポートしなおし、"テスト"を簡略ヘッダ+本文から「検索して一覧作成」で検索し、約1000通がヒットする例の結果です。
「断片化されたメール用ファイルの結合」を実行した後で実行しています。ハードディスクの最適化はしていません。

Windows Liveメール: .eml形式でエクスポートされた迷惑メール約8万9千通をインポートして、Ctrl+Shift+Fで出てくる「メッセージの検索」で「メッセージ(A):」に"テスト"として検索した例。

Thunderbird: .eml形式ファイルをプラグインでインポートして、「絞り込み対象」を「送信者+受信者+件名+本文」にして"テスト"で検索した例。

Becky!: 同じく.eml形式ファイルをインポートして、クエリー検索で「本文+メモ」を対象に、「半角/全角を区別」のみONにして「完全一致」で"テスト"を検索した例。送信者や受信者が検索対象に入ってないので他とは条件が少々異なります。

補足:

  • 久しぶりにテストしたら、64bit版の方がおおよそ2割~3割ほど高速に動作しました。やっぱり64bit版を使った方がいいのかもしれません。
  • Windows LiveメールでのCtrl+Shift+Fって操作はネットで探して見つけました。あまりにも遅いから簡単に使えないようになってるのかもしれません。
  • メールソフトによってはメールデータ用ファイルの最適化機能もあって、それを使えばもっと高速になる物もあると思いますが…、ちょっと探した限りはそういう機能は見つけられませんでした。
  • テストに使ったMac miniは2.5インチHDDなので、普通のデスクトップパソコンよりもハードディスクのアクセス速度が遅く、1回目のデータが悪めの傾向があります。


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